
THE HELLES
Helles
ABV(アルコール度数) | 5.0 |
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OG | 1.049 |
FG | 1.012 |
IBU(苦みの数値) | 20.39 |
Water Rate(SO4/Cl) | 0.1 |
Malt | Plemiumpilsner,Vienna |
Hops | BH:Strissel Spalt |
Yeast | Danish Lager |
Water | Ca+2 9.2 Mg+2 14.5 Na+ 19.9 SO4-2 3.2 Cl- 51.7 HCO3- -54 |
コンセプトは「何もひねりのない、王道のヘレス」
リパらしくない、伝統と格式の一杯、王道ヘレスを再現してみました。
ドイツビールの中でも、その穏やかでバランスの取れた味わいで知られるヘレスビール。その発祥の地は、ビールの聖地とも言えるバイエルン地方、特にミュンヘンです。19世紀ドイツでは濃色のビール(デュンケル、ダークラガーなど)が主流でしたが、隣国のチェコにて淡色ラガーのピルスナーが誕生し、一大ムーブメントとなりました。そしてピルスナーに対抗するように、19世紀末ドイツでも「明るい」「淡い」を意味する「ヘレス」が誕生しました。
色合いはストローゴールドで、透明感のあるボディは、どこか風格すら感じさせてくれます。
味わいは非常にスムーズで飲みやすく、酵母由来の香りやエステル香は感じられません。
ホップの香りも控えめで、わずかにノーブルホップの穏やかなアロマを感じる程度になります。
ダイアセチルは現れず、クリーンな印象の中にモルトの風味がしっかりと表れてます。
キャラメルのような甘さはなく、あくまですっきりとした仕上がりです。
苦味はほんのりと感じられ、それが味に奥行きを与え、どんなお食事にも合わせやすい一杯となっています。
今回のビールは今までと違い挑戦的ではなく伝統的なものに仕上げました。
昨今のクラフトビールムーブメントの礎になるのは、ヨーロッパで生まれたクラシックスタイルのビールたちです。
派手ではないかもしれない、しかしビールとはこれだとしっかり認識させてくれる、そんなことを考えながらグラスを傾けてみてください。
Pairing Foods:ソーセージの盛り合わせ、レバーケーゼ、アイスバイン