月に変わってお仕置きIPA

■ CONCEPT: 業界の常識を覆す!?LAGER酵母で殴りにきたアロマ爆発IPA
先日、ポートランド、サンディエゴをはじめとするアメリカのWEST COAST(西海岸)を巡り、現地のブルワーたちと深い技術的交流を行ってきました。そこで確信した「日本のクラフトビールシーンではまだ見かけない、新たなトレンド」を、今回ついにリリースします。

IPAが世界中を席巻して30年以上。当時飲んでいた方は30歳の歳をとり、今はアメリカのトレンドは多様なクラフトラガーへと移行しています。多くの人が求めているのは、LAGER酵母特有の「キレ」。LAGER酵母はより大きな糖分を分解しアルコールに変換できるため、ビールの残糖が少なくなり抜群のキレが生まれます。
REPUBREWでもこれまでIPAのキレを出すために、キレの良いALE酵母を使用しつつ、モルトの糖分だけでなく煮沸時にブドウ糖を添加するアプローチをとってきました。

しかし今回は、IPAであるにも関わらず「LAGER酵母」を使用するという逆転のスタイルを採用しました。「IPAはINDIA・PALE・ALEでは?」と思うかもしれませんが、アメリカの現地ブルワリーでの検証では、IPAをALE酵母とLAGER酵母のバージョンで明確な差が出ないという結果が出ています。つまり、LAGER酵母を使えば、ブドウ糖に頼らず「モルト100%」で完璧なキレを持つIPAが再現できるのです。LAGER酵母の香りも技術の進化によって変わってきています。味わいがIPAそのものである以上、私たちはこれを堂々と「IPA」として皆様にお届けします。これは進化だ!笑

■ BREWING APPROACH: LAGER酵母が引き出す、ホップの「隠されたポテンシャル」
今回採用した酵母はバイオトランスフォーメーションを得意とする特殊なLAGER酵母です。この酵母の働きにより、ホップの隠されたポテンシャルが限界まで引き出され、グァバやパイナップルを思わせるアロマが爆発的に香ります。

酵母の強烈な個性を実感していただくため、あえてホップの種類にはテコ入れをせず、よく使う王道の組み合わせ(SIMCOE、MOSAIC、CHINOOK)を選択しました。「同じホップでも、酵母が変わればここまでアロマが変わるのか」。そんな醸造の面白さと発見が詰まっています。

■ BREWER’S TASTING NOTE
・APPEARANCE(外観): クリアで美しいペールゴールド。
・AROMA(アロマ): トップノートにはCHINOOK由来のシトラスな香りがメインに広がります。
・FLAVOR & MOUTHFEEL(風味と口当たり): 口に含むと、SIMCOEとMOSAICを思わせるジューシーなストーンフルーツの風味がフルスイングで一気に広がります。IBU 77という数値が示す通り、しっかりとした苦味がブレない芯を通しています。
・FINISH(余韻): LAGER酵母が生み出す究極のキレ。モルトの甘さが残らず、純粋な苦味とホップのアロマだけが素直に心地よく続きます。

■ PAIRING & MESSAGE
注いだ直後のキリッと冷えた状態から、少し時間を置いて温度が上がってくるにつれて、柑橘の香りがさらに華やかに開いてきます。急がず、ゆっくりと温度変化による表情の移り変わりを追いかけながらお楽しみください!
ペアリングには、チーズたっぷりのハンバーガーやナチョス、脂の乗ったステーキ、濃厚なチョコレートケーキなど、パンチの効いた濃いめのお料理がピッタリです。

LAGER酵母で造りましたが、これは間違いなくIPA。技術の進化と業界の変化を、ぜひご自身の舌で体感してみてください。

Pairing Foods:ハンバーガー、ビーフステーキ、プルドポーク、ナチョス

ABV(アルコール度数) 7.1%
OG 1.053
FG 1.010
IBU(苦みの数値) 77
Water Rate(SO4/Cl) 2.6
Malt Plemiumpilsner、Dextrin Malt
Hops Simcoe、Talus、HBC472、Simcoe Cryo、Mosaic、Chinook
Yeast Sandiego Super
Water Ca+2 147.3
Mg+2 16.2
Na+ 35.6
SO4-2 294.0
Cl- 111.1
HCO3- -33